Worldcoin(ワールドコイン)とは何か?どんな目標があるのかを解説します

Worldcoin関係の記事

※これからWorldcoinをはじめようという方は、まずはこちらの「Worldcoinの始め方や虹彩認証の登録方法、日本でのもらい方などを解説します」という記事をご覧ください。

「Worldcoinとは何なのか?どんな目標があるの?」と気になってる人も多いと思います。

Worldcoinは、OpenAIの代表サムアルトマンが進めている計画です。
OpenAIはChatGPTを創った会社です。世界のAI技術を引っ張っているトップ企業であり、サムアルトマンはその創設者です。

Worldcoinの目標をひとことで言うと、「AIで生み出された富を、Worldcoinを使って世界中の人々に分配しよう」というものになります。

これからAIがさらに発達すると、人間が働く代わりに、AIに働いてもらった方がコスパが良くなります。

少し先の未来では、人間の代わりにAIやAIで動くロボットが働いてお金を稼ぐようになっているでしょう。

そのとき何もしないと、富の格差がますます拡大します。
なぜなら、一部の企業や富裕層はAIを働かせてますますお金持ちになるのに対し、大多数の人は仕事がなくなって貧しくなるからです。

この問題に気づいたサムアルトマンは「AIによって恩恵を受ける企業や富裕層の資産に課税し、その富を人々に分配する必要がある」と考えるようになりました。

そうすれば、AIに働かせて、人間は労働から解放され遊んで暮らしていけるようになります。

このうち、課税の部分は政府の仕事ですが、分配の部分は民間企業でも実現可能です。
使いやすいスマホアプリを作り、そのアプリを使うのがAIとかbotではなく人間であることを証明すれば、あとはそのアプリのシステムがAIが産んだ富を全人類に分配するインフラとなります。

政府がやるのを待っていたらいつまで経っても実現できないので、サムアルトマンは共同創業者の物理学者アレックスブラニアとともに多額の資金調達を行い、Worldcoin計画を開始しました。

これだけ聞くと夢のような話ですが、このプロジェクトはすでに動き出しています。

現時点では、Worldcoinの認証済みユーザーに対し、定期的にWorldcoinを送付しています。

スマホにWorldcoinのアプリを入れ、Orbという機械のある場所(日本だと東京や横浜、大阪、福岡にいくつかあります)まで出向き、そこで虹彩認証をしたユーザーには、スマホに定期的にお金(Worldcoin)が無償で配られます。

わざわざ虹彩認証をするのは、あなたがAIやbotではなく本物の人間であることを認証するためです。
本物の人間であると証明されたら、World IDというIDを付与されます。

この認証されたWorld IDを持っているスマホに、Worldcoinを配ってくれるということです。

ちなみに私自身は2023年の4月にWorldcoinに登録し、認証を受けました。日本人ではたぶん最初の20人くらいには入っていると思います。(なお、その時のツイートはこちら:

それ以降、こんな感じで、2週間に一度くらいWorldcoinが私のスマホに届いています。

Worldcoinは将来性を期待されており、すでにそこそこの金額の値段がついています(具体的な値段についてはこちらのCoinmarketcapをご参照ください)。
個人的には貰ったらそのまま持っておいた方が良いと思いますが、取引所を介せば日本円などにも換金可能です。

「人間であれば誰でも定期的にお金が配られる」という仕組みを、Worldcoinはすでに実現したと言えます。

計画は順調に進んでおり、現時点では全世界で数百万人もの認証済みユーザーがいます。

サムアルトマンとWorldcoin運営メンバーは、このWorldcoinを全人類を対象としたベーシックインカムにしようと計画しています。

Worldcoin計画が成功すれば、AIやロボットが働いて稼いだ富を、Worldcoinを通して人間は得ることができるようになります。
そうなると、人間は働かなくても遊んで暮らせるようになるでしょう。

「そんなこと、本当に上手くいくのか?」と疑問に思う人も多いと思います。
これを書いている私自身もどうなるかわかりません。

ただ、ChatGPTとOpenAIを創った天才起業家サムアルトマンが多額の資金を突っ込んで本気で目指している以上、ここに賭けてみたくなりました。

このサイトを作ったのも、「Worldcoin計画を応援し、そんな未来を少しでも早く実現したいなぁ」と思ったからです。

これからWorldcoinを始めようという方にとって、お役に立てたら嬉しく思います。

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